千葉へ行って、帰って来た。
それだけでほぼ一日つぶれてしまう。
おまけにちょっとした本も電車内で一冊読めてしまう。

新堂冬樹「カリスマ」徳間書店 第三章より抜粋

洗脳のポイント
発狂一歩手前の状態-精神が分裂する一歩手前の状態で人格を破壊すること
人間は精神的苦痛を伴う出来事を想起し続けると思考力の容量が一杯になり、
なおも想起し続ければ、許容量を超えた思考力はパンクする。
思考力を低下させる早道は肉体と精神を徹底的に疲弊させることだ。
例 過酷な修行、粗食、浅い睡眠
発狂一歩手前の状態を見極めるポイントは、
洗脳対象者の瞳は膜がかかったように虚ろになり、
黒目が不規則に泳ぎ、瞳孔が開き気味になり、
涙が眼球を濡らす。
この兆候が表れれば、対象者を追い詰めることをやめ、
じっと静観し頃合いを見計らって、
罪悪感を解放すれば救われる、などと希望を与える。

洗脳されやすいタイプは
生真面目な人間、劣等感の強い人間。上流層、下流層の人間。
その根拠は内向的でストレスを溜めやすく罪悪感にとらわれやすいから。
洗脳されにくいタイプは
ちゃらんぽらんな人間。中流層の人間。
その根拠は罪悪感とは無縁で、無責任な輩が多いから。