「信長と十字架」読了・ネタバレ

信長と十字架(立花 京子)集英社新書を昨日一気に読んだ。
内容は「天下布武」の理念を掲げて、ポルトガル商人やイエズス会をはじめとする南欧勢力のために立ちあがった信長は、彼らによって抹殺されたってもの。
仮説としては面白い内容であった。
でもこの人もう70歳を超えていて、いいお婆さんで「と」が入ってるかも。
だいたい史料の曲解と妄想がまじった解釈が多いし、
朝日カルチャーセンターで古文書読解の講座に9年行ってたってのを、
経歴の最初に書いてるのも、どうかと。
ま本人でなくて編集者が勝手に書いたのかも知れんし70歳で博士号をとってるのは凄いけど。
あと、本能寺の変の謎解きもしている。
ただイエズス会が信長を殺すのに武将A(光秀)一人にやらせて主殺しの罪を着せるよりも、
武将Aにやらせたところで武将B(秀吉)に信長の敵をとらせる筋書きを考えたという説はいかがか。
個人的に、本能寺の変の謎はより深まった感じだ。

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